2018年上半期のBTC下落に端を発するICO恐慌。
私もガッツリ資金を減らしていますが、その中でも唯一元気な参加ICOがPELO COINでした。
そんなPELO COINですが、最近MT4向け為替自動売買を公開しました。
この自動売買は現在でも10万PELO以上購入すれば提供してもらえます。
気になる方はLivecoinで購入できますのでどうぞ。
PELO COINの代表者emuさんは様々な方法でPELO COINの価値向上に注力しているようですので、個人的にはPELO COINの今後が楽しみです。
さて、ここからが本題です。
目次
そもそも為替EAでVPSをレンタルする意味は?
VPS(Virtual Private Server)とは、OSやアプリケーションなどの制限があるレンタルサーバーと違って、自分用にOSやアプリケーションを選択して使用できる仮想サーバーのことです。
平たく言えば、自分用の仮想パソコンをサーバー上でレンタルできるイメージですね。
MT4の自動売買プログラム(EA)ですが、24時間パソコンを起動し続ける必要があります。
家庭用パソコンを24時間稼働させてもいいのですが、
・専用PCを準備する必要性
・連続稼働による故障のリスク
・スペックの差異やインターネット環境の良し悪しによる有利不利
などの観点から為替EAにVPSを使用するメリットは大きいと思います。
実際いくらくらいでVPSを借りられるのか?
MT4を起動するために必要なOSはWindowsであることがほとんどです(一部mac OSやブラウザ上で動作するサービスを提供している為替ブローカーもあります)。
国内国外問わず、デフォルトでWindowsを導入済のVPSを提供しているサービスもあります。以下、サービス毎のおおよその値段です。
使えるねっと FX専用VPS | 2480円~ | |
お名前.com デスクトップクラウド for FX | 2160円~ | |
ABLENET 仮想デスクトッププラン | 1600円~ | |
joe’s クラウドサービス Windows 1Gプラン | 1042円~ | |
BEEKS VPS Bronze Package | 約4000円~ (ポンド換算) |
※すべてキャンペーンを除いた価格です
ちゃんと調べたわけではありませんので、まだ他にもあるかもしれません。
最安値のjoe’s クラウドサービス Windows 1Gプランですが、1,042円なのは12ヵ月分まとめて支払った場合の値段で、毎月支払いの場合は1,250円です。
これに対してVultrの値段はこちら。
最安値は$2.5/month。実際MT4の使用を考えれば$5/monthの1Gメモリプランが現実的でしょう。
他のVPSでもLinuxなどのOSではこれくらいの価格なのですが、Vultrではこの価格で以下のように自前のOSを使用することが可能です。
ちなみに、Vultr側の準備しているWindowsを使用する場合は最安値で$26/monthのようです。極端に高い訳ではありませんが、特に安い訳でもありません。
月5ドルでWindows入りVPSを使用するのに必要なものは?
実際にVultrで$5/monthでWindows入りのVPSを使用する際には、以下のものが必要になります。
・Windows OSの.isoファイル
・同プロダクトキー
・支払い方法(クレジットカード、Paypal、Bitcoin、Alipayのいずれか)
・Windowsの作業環境(上記.isoファイルを解凍/再圧縮する必要があります)
・同作業環境での10GB以上の作業容量
・5~10GB程度のレンタルサーバーなど(詳しくは後述)
・そこそこの時間(早くて2~3時間くらいでしょうか)
以下、順に詳しく説明していきます。
1. Windowsの.isoファイル、同プロダクトキー
タイトル通り、自前でWindowsを用意する必要は当然あります(笑)
そこで注意をしなければならないのが、Vultrに自前でWindowsを用意するには公式から.isoファイルをDLするなどする必要があるということです。
ちなみにWindows 10の.isoファイルはこちらからDLできます。
Windows 8の.isoファイルはこちら、といった具合です。
当然ですが、これらの.isoファイルはプロダクトキーがなければアクティベートできません。
つまり、購入したWindowsのアクティベートキーと同じバージョンのOSをWindows公式サイトからDLするということです。
(1つのアクティベートキーを複数のPCで使用することはできません。こちらも当然ではありますが、念のため。)
Windowsを新規購入する場合、USBで販売する場合もあれば、.isoをDLする場合もあるみたいなので、ぜひ色々比較し購入していただければと思います。
2. 支払い方法
海外のサービスなので、直接の銀行振込などはありません。
基本的にはクレジットカードになるかと思うのですが、セキュリティに不安がある方はPaypalを利用することをお勧めします。
Paypalは2007年から日本語化および日本国内の電話カスタマーサポートサービスを開始しているため、ユーザビリティも安心感もクレジットカードをそのまま利用するよりも高いと思います。
※(追記) 2018/7/2に銀行振り込みによる支払いにも順次対応していくとの発表がされました。
他にもBitcoin(およびBitcoin Cash)支払いがありますが、おそらく、送金手数料に加えサービス利用料も多少取られるのではないかなと思います。
Alipayは中国市場向け決済だということくらいしかわかりません。
ちなみに、どの支払い方法も、画像に記載されている通り$10、$25、$50、$100、$250、Otherの内から選択しデポジット(プリペイドみたいな感じでしょうか)するという方法になっています。
3. Windowsの作業環境(10GB以上の空き容量)
Windows公式で配布されている.isoファイルではWindowsに内包しているドライバがディスクを認識しないのでインストールができません。
この.isoファイルをVultrで利用可能にするためにはWindowsPCで以下の作業をする必要があります。
・.isoファイルをWindowsPCにダウンロード
・同.isoファイルを解凍
・Vultrが準備しているドライバを認識させるための.isoファイルをダウンロード
・同.isoファイルを解凍
・解凍した.isoファイル同士を組み合わせる
・組み合わせたファイル(フォルダ)を.isoファイルにまとめる
これらの作業内容は一見、mac OSでも作業可能のように思われるかもしれません。
おそらく、.isoの解凍および組み合わせはmac OSでも可能です。
しかし、最後の.iso化はWindows用アプリケーションでないと難しく、実際Vultr公式もWindowsで作業する方法を推奨しています。
4. 5~10GB程度のレンタルサーバーなど
Vultrに.isoファイルをアップロードするためには、Vultrに.isoファイルのあるURLを入力するしか方法がありません。
さらに言えば、そのURLも「http(略)/***.iso」のように直リンクでないといけません。
5~10GB程度の容量はあくまで目安で、私が準備したWindows 10 Proの編集済み.isoファイルは5GBを超えていました。
これはOSのバージョンにより異なると思います。
Vultr公式が推奨している方法は以下です。
・Amazon S3
・Dropbox
・契約済のVultr VPS
・Google Cloud Storage (Google Driveではありません)
Dropboxは無料で2GBまでの容量までしかありませんが、Amazon S3やGCSは無料トライアルサービスがあるのでほぼ無料でアップロードできるのではないでしょうか。
ただし、Amazon S3もGCSもアカウント作成にクレジットカードの登録が必要です。
Vultr VPSは1つサーバーを借りた時点で料金が発生しますが、最初は$0.01で(25GB SSD $5/monthの場合)1時間毎に$0.007費用がかかることになります。
サーバーの解約なども簡単にできるため、あれやこれやと支払い登録するくらいならこの方法が一番手っ取り早いかもしれませんね。
ちなみにどの方法についてもサービスを利用する期間(時間)は、.isoファイルをアップロードして、それをVultr側に移動させるだけなので1時間程度かと思います。
この他の方法として、私はさくらインターネットのレンタルサーバーを利用しているので、FTP経由(Cyberduck)で.isoファイルをアップロードしました。
(さくらインターネットが提供しているアップロードサービスでは1ファイル辺りの容量制限がかなり厳しいのでFTP経由でないといけませんでした)
5. そこそこの時間
3で表記した作業に加え、4で表記したようにファイルのアップロード等にも時間がかかります。
作業する環境にもよるでしょうが、ファイルサイズが大きいため相応の時間がかかります。
難しい操作などはないため、1つ1つ確認しながら作業すればどなたでも十分作業可能な内容かと思います。
まとめと後編の予告
というわけで、前編では必要になるものや作業環境について、わかる範囲で選択肢も挙げながらまとめました。
後編は実際に行う作業内容をまとめる予定なのですが、作業内容についてはVultr公式はもちろん、日本語で解説しているブログも少ないながらも存在します。
わざわざ作業内容の記事を書く前に、前編としてこのような記事を書いたのは、既存の情報だけでは作業の全体像や概要が分かりにくかったためです。
折角、Windows入りのVPSを安く借りる方法があるのですから、時間がある際にはぜひ後編を参考にしての導入をご検討ください。
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「アフィカス死ね」という方は…当方まだ死にたくないのでごめんなさい。