さて、前編ではVultrに自前のWindowsを追加するために必要なものや環境についてまとめましたが、この後編では実際にどのような作業を行うか説明していきます。

早速参りましょう!

 


 

 

Windows PCで.isoの解凍と再圧縮

 

Windows OSの.isoファイルはこちらからダウンロードできます。

ご自分がお持ちのプロダクトキーに合ったOSを選択し、ダウンロードしてください。
この記事ではWindows 8.1の日本語版をダウンロードしたものとして話を進めていきます。

この他にダウンロードするものを以下にまとめます。

 

VirtIO drivers for Windows
ImgBurn
7-Zip (.isoを解凍できれば、他のものでも可)
Cyberduck (完成した.isoをアップロードする際使用。無くても可能)

 

それでは作業手順を説明していきます。

 

まずは作業環境(Windows PC)にImgBurnと7-Zipをインストールします。

ダウンロードしたWindows OSの.isoファイルの展開先となるフォルダ(ここではWin8.1_Japanese_x64)を準備し、[右クリック] > [7-Zip] > [展開] と選択し、展開先に展開します。

 

展開したデータにvirtioフォルダを加えます。
ここにVirtIO drivers for Windowsからダウンロードした.isoファイルを(Windows OSの際と同様に)解凍したデータを移動させます。

 

解凍後のvirtio内は以下のようなファイル構成になります。

 

これで、.isoファイルの解凍および組み合わせ作業は終わりです。

次に組み合わせたフォルダを.isoに再圧縮します。
ImgBurnを起動し、[Mode] > [Build] を選択。

 

以下の画像の赤枠内のアイコンをクリックし、.iso化するファイル(Source)、および.isoファイルの出力先(Destination)を設定します。

 

私の場合Desktopで作業していましたので、SourceおよびDestinationは以下のように設定しました。
Destinationの方は、元の.isoファイルと区別するためにファイル名に [_virtio] を追記した [(略)/Win8.1_Japanese_x64_virtio] としました。

 

次に、.iso化の際の詳細情報を入力していきます。

まずはImgBurn右側の [Option] をクリック。
[filesystem]を[UDF]に。
さらに [Include Hidden Files] と [Include System Files] にチェックを入れます。

 

次に [Labels] タブをクリック。
[UDF] に(左側[Destination]に対応するよう) [Win8.1_Japanese_x64_virtio] と入力。

 

次に [Advanced] タブをクリック後、[Bootable Disc] タブをクリック。

[Make Images Bootable] にチェック。
[Boot Image] は[(略)Win8.1_Japanese_x64/boot/etfsboot.com]を指定。
(.isoを解凍後組み合わせたフォルダ直下の/boot/etfsboot.comを指定。)
[Platform ID] は [80×86] を選択。
[Developer ID] には [Microsoft Corporation] と入力。
[Sectors to load] には [8] を入力します。

 

[Boot Image] は画像で説明するとこうなります。

 

最後に以下の画像の赤枠内のボタンをクリックすれば再圧縮を開始します。

 

途中で確認を求めるウィンドウが表示されるので[OK]をクリック。

 

しばらく待っていれば、無事に Win8.1_Japanese_x64_virtio.iso が作成されます。

 

 

 

 

作成した.isoをVultrにアップロード

 

作成した.isoファイルは何かしらのサーバにアップロードし直リンクをVultrに渡さなければなりません

前編にも記載しましたが、方法はいくつかあります。
Vultr側が推奨している方法は以下になります。

・Amazon S3
・Dropbox
契約済のVultr VPS
・Google Cloud Storage (Google Driveではありません)

私自身は他レンタルサーバを利用しましたが、今回は3番目、VultrにFTPクライアント(Cyberduck)を利用しアップロードする方法をまとめたいと思います。

 

それではVultrのHPを開き、右側 [+] ボタンをクリックし、.isoファイルアップロード用にレンタルするサーバを設定します。

 

設定内容は以下の画像のようにしました。
注意点としては、③のServer Sizeは$2.5/mo以外のものを使うこと。
⑦には自分の分かりやすい適当な名称を入力すること。くらいでしょうか。

一番下のDeploy Nowをクリックし、しばらく待てばVPSが使用可能になります。

 

左側メニューの[Servers]をクリックし、サーバ一覧のページを表示します。

[Status] が [Running]になっていればOKです。

 

当該サーバをダブルクリックすると、[Overview] よりVPSの情報を確認可能です。

FTPクライアントで接続する場合、[IP Adress] [Username] [Password]の情報が必要になります。

Cyberduckの場合ですが、[新規接続]をクリックし、接続方式は [SFTP]を選択。下の画像のように必要な情報を入力し、[接続] ボタンをクリックすれば、VPSにアクセス可能です。

(黄緑色の枠で囲われたアイコンはコピーを意味するため、クリックすれば入力の手間が省けます)

 

作成した.isoファイルをCyberduckにドラッグ&ドロップして、アップロードをしばらく待てば下図のように.isoファイルがアップロードされます。

 

アップロードされた当該ファイルを[右クリック]し、[URLをコピー] の [HTTP URL]をクリックすれば、Vultrに渡す.isoファイルの直リンクがコピーされます。

 

VultrのHPに戻り、左メニューの [Servers] をクリック。
[ISO] タグをクリックし、[Add ISO] をクリックします。

 

以下の画像の赤枠部分に、コピーした.isoファイルのURLを入力します。

 

しばらく待つとProgressが100%になり、以下のようにアップロードした.isoファイルが利用可能になります。

ちなみに、アップロードできるOSの.isoファイルは合計約8GBまでのようなので、Windows 8やWindows 10の場合、複数アップロードするのは容量的に難しそうです。

 

アップロードし終わったVPSはもう使用する必要もないので、忘れない内に削除しておきましょう。

 

 

 

アップロードした.isoを使用してVPSをデプロイする

 

VultrのHP左メニュー [Servers] をクリックし [+] ボタンをクリック。

基本的な設定は以前と同じですが、②の [Server Type] で [Uploaded ISO]をクリック。
[My ISOs] から、アップロードしたISOを選択します。

 

 

これで、$5/monthのWindows VPSがデプロイできました。

VPSの準備が整い [Survers] の [Status] が [•Running] になったら、右端の [•••] をクリックし、[View Console]をクリックすれば、VPSのGUIが確認できる新しいウィンドウが開きます。

 

 

 

Windowsのインストール行程

 

それでは、最後にWindowsのインストールとその他設定について説明します。

ちなみに、ここからは私が現在アップロードしているOSの都合上、Windows 10のインストールであることを前提に話を進めていきます。

先ほど紹介した、Vultrの [View Console] ウィンドウを開いてしばらく待っていると以下のようなウィンドウが開き、Windows (10)のインストール行程がスタートします。

 

ここら辺は、特に説明することもないと思います。

 

特に説明する点はありません。

 

ご自分のWindowsに付属しているプロダクトキーを入力してください。
プロダクトキーが無くともインストールは可能ですが、後々プロダクトキーの入力を求められます。

 

ここでは、下の [カスタム:Windowsのみインストールする] を選択します。

 

次のウィンドウでは、ドライバーが表示されないため [ドライバーの読み込み] をクリック。

 

出てきたウィンドウの [参照] をクリック。

 

[CDドライブ(D:) (略)_virito] > [virtio] > [viostor] の下にある、OSの略称毎のフォルダの直下にある[amd64]フォルダを選択します

私の場合はWindows 10なので、[CDドライブ(D:) (略)_virito] > [virtio] > [viostor] > [w10] > [amd64]を選択することになります。

 

この操作で、インストールするドライバーを選択することが可能になりましたので、ドライバーを選択し [次へ] をクリック。

 

ドライバーのインストール先を選択し、[次へ]をクリック。

(以下の画像は一部操作を誤ったため、ドライブの表記や合計サイズ、空き容量などが通常とは異なります。だいたいこんな感じのウィンドウが出てくる。という参考程度に思っていただければ幸いです)

 

そうすればインストールが開始されますのでしばらくお待ちください。

 

インストールが完了したら、各種項目の設定に移ります。ご自分に合った設定をしていただければと思います。

その中で、唯一ネットワークに関する設定は[今はスキップ]を選択し、後ほどネットワークのドライバーの更新を手動で行う必要があります。

 

 

無事インストールが完了しましたら、先に記載した通り、ネットワークのドライバーを更新する必要があります。

[デバイスマネージャー]で作業をするのですが、Windowsのバージョンによって、デバイスマネージャーを開く方法が異なるようです。

以下、Windows 10の場合を解説します。

[Windowsボタン] をクリックし [歯車のアイコン] をクリックします。

 

出てきたウィンドウの [デバイス] をクリック。

 

右側下部の [デバイスとプリンター] をクリック。

 

出てきたウィンドウ上部の [ハードウェアとサウンド] をクリックし、[デバイスマネージャー]をクリック。

(コントロールパネルからいけば簡単だったかもしれません…)

 

出てきたウィンドウの [ほかのデバイス] > [イーサネット コントローラー] をダブルクリック。

 

出てきたウィンドウの [ドライバー タブ]をクリックし、[ドライバーの更新] をクリック。

 

出てきたウィンドウの [参照] をクリックし、[CD ドライブ (D:)…(略)…_virtio] > [virtio] を選択し[OK]をクリック。

 

ドライバーが自動的に参照されるので、[インストール] をクリック。

 

無事インストールが完了すれば、デバイスマネージャーの [ネットワーク アダプター] が以下のような表示になります。

 

ブラウザも問題なくネットに接続できました!

 

あとは、ご自分の利用している為替ブローカーが提供しているMT4をダウンロードしインストールすれば、アイキャッチ画像のように為替自動売買用VPS環境を$5/monthという激安価格で利用することができます!

 

 

 

おまけとまとめ

 

Vultrの [View Console] 環境では、右クリックをVPS側のウィンドウズが認識しない場合があります。

私はMacしかまともに使用できないのですが、私の環境がまさにそうでした。

そんな場合は、右クリックしたい部分をシングルクリックした後に、[F10キー] + [Shiftキー] 同時押しで右クリックが可能になります。

少し手間ですが、慣れればそれほど苦には感じないです。

 

 

さて、ここまで自前WindowsでVPS環境を構築する方法を解説してきました。

手間はかかりますが、数年単位で運用することになるVPSのことを考えれば、これくらい時間をかける価値はあると思います。

月におよそ500円で1Gメモリ、25GB SSDのWindows入りVPSなんてそうそう借りられませんよ!

休日を1/4ほど潰すことにはなりますが、皆様も是非、環境構築頑張ってください!

 

ここまでの情報が役に立ったという方、よろしければこちらよりVultrのアカウントを作成していただければ嬉しいです。

ご協力、よろしくお願いいたします。